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DIY:Magsafeの修理

 

仕事で使っているMacBook Proの電源アダプタ(MagSafe)のアダプタ根元のケーブルが破損しました。

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しばらくはビニールテープを巻いて使っておりましたが、とうとう接触が悪くなってきたようで、充電ランプが点いたり消えたりと、安定的に使えなくなってきました。ランプが消えたときには根元を少しいじってやると点灯するようになる感じです。ちなみに、2つ持っていますが、1つは純正品で、もう一つは出張先で忘れてあわてAmazonで注文した紛い物互換品ですが、3年ほど経過していずれも同じような症状となりました。

この症状は結構多いようで、MacBook ProAirを使っている方は、同じ悩みを持っているのではないかと思います。
いろいろと調べたところ、どうやらAppleに持ち込めば保証期間をすぎていても交換してもらえる事もある様ですが(必ずではないようです)、無駄足になっても何なので、事前にGueniusに電話で問い合わせて状況を聞いてみました。
まずはものを見てみないと何ともという感じではありましたが、電源だけでなく、本体も持ってきてくださいとのこと。
理由は電源だけだといつ購入したものかわからないからだそうです。

残念ながら私のMagSafeは以前使っていたMacBook Proのもので、今のMacBook ProはMagSafe2なので以下のMagSafeからMagSafe2への変換アダプタを使っているので、本体とは機種が合わずサポートNGです。

Apple MagSafe - MagSafe 2コンバータ MD504ZM/A

Apple MagSafe - MagSafe 2コンバータ MD504ZM/A

 

 とするとやっぱり新しいのを買うしかないのかと思いましたが、正規品はこれまた結構高いんですよねー。

まぁ、どうせ新しいのを買うことになるなら一度修理にチャレンジしてみるかという事で、分解修理してみました。

分解修理の手順は以下です。
ちなみに本体はボンド的なもので付けられているようで、ねじはありません。
強引に開いてやるという手順になります。

まずアダプタから電源プラグのコネクタ部分を外します。

次にケーブルガイドを立てて、その隙間にペンチを入れ、ペンチを通常の使い方とは逆に先が開く方向に力を入れます。
(ここはかなり勇気と力が入りますが、思い切ってやるしかありません)

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すると、プラスチックカバーが少し開きケーブルガイドがとれます。

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あとは、カバーを少しずつ広げ完全に本体を分解します。

カバーが完全に開くとステンレスの板に覆われた本体が出てきます。

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この本体を少しこじりながら、カバーから取り出します。

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半田ごてと、半田吸い取り線を使って、基盤からケーブルを外します。
ケーブルがどの色がどちらに刺さっていたのか忘れないように気をつけましょう。

本当はステンレス板を分解して、本体から外す必要がありますが、めんどくさがりな私は鉛筆を入れて少し広げた状態で、ハンダ作業をしました。(それで十分作業できました)

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この作業がもっとめんどくさい人はさらに、基盤から少し距離を取ったところでケーブルを切断し、ケーブルの途中で継いでも良いと思います。(ただし、その際にはビニールテープか収縮チューブで絶縁をしっかりしましょう)

ケーブルを基盤から外すとこんな感じでした。

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予想的には外と中の穴は貫通していると思っていたのですが、どうやら白い部品の中でケーブルが分岐しているようで、このままではケーブルを引き抜く事ができず、部品の再利用ができません。

仕方ないので、ドリルの登場です。
写真はたまたま家にあった手動ドリルです。

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2本のケーブルの真ん中に穴をあけていきますが、ドリルのサイズは4mmがちょうどケーブルが貫通するサイズでした。

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無事貫通したらケーブルを通して先の処理です。

まずはケーブルの先から適当な長さのところで、ケーブルと垂直にカッターで切り込みをいれます。
(このときあまり力を入れすぎて中のケーブルに傷をつけない様に気をつけましょう)

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次に垂直に入れた切り込みの部分から先に向けて縦に切り込みを入れます。
(もちろんこのときもあまり力を入れすぎない様に気をつけましょう)

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バナナの皮を剥くように切り込みにそって手で開いていきます。
無事開けたら基盤の元の位置に半田で付けます。

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半田作業が終わったら、組み上げる前に動作テストです。

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無事ランプが点灯しました。

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そしたら、開いたのと逆の手順で組み上げて、最後にプライチックカバーにボンドを付けて完成です。
ボンドを付けて組み上げるときに、ケーブルガイドを元に戻すのを忘れないようにお気をつけ下さい。 

完成です。完全に元に戻りました。

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一つ作業的に忘れていた事がありました。
また同じ症状にならないように、根元部分に収縮チューブをいれて少し強化しておこうと思っていたのですが、すっかり忘れていました。まぁ、またなったらその時に考えます。

こんな手間をかけなくても互換品であれば安く売ってたりするので、自信のない方はそちらを買っても良いかもしれません。


互換品が不安な方で少しでもお安くという方は純正品のバルク品という物もあります。純正品かどうかの真意は不明ですが、私も購入した事がありますが、純正品と比べても見た目に全くわかりません。一度電源プラグ部分の故障でアップルに持ち込んだ事もありますが、特に何も言われずにさらっとプラグを交換してくれましたので、純正品なのかもしれません(ただ、私のが当たりだっただけかもしれませんが)。
バルク品には電源プラグ部分だけ互換品を使っているとの情報もありますので、あくまで自己責任で。 

純正 アップル Apple 60W Magsafe 2 電源アダプタ バルク品

純正 アップル Apple 60W Magsafe 2 電源アダプタ バルク品

 

 

後日談。
2つのうちのひとつ(互換品の方)は電源プラグも接触が悪く、これは以下の物を購入しました。(確か正規では800円くらいしたと思います)
似たような価格帯でいくつか出品が出ていましたが、一番評価がマシな(笑)こちらを選びました。

Apple MagSafe 電源用 プラグ

Apple MagSafe 電源用 プラグ

 

さらに評価の中で一番良かった「お得買い物隊」さんで購入しました。

純正に比べると組み立て精度は少々?でしたが(使用に問題はありません)、CEマークなどもついており、まぁ安心して使えそうな感じです。
これで無事2つとも完全に直りました。