前回、ドライブレコーダー を新調しましたので、そちらの駐車監視を強化したいと思います。
どこのメーカーのドライブレコーダー も駐車監視モードとその機能を使うためのケーブルがあり、車のバッテリー保護のため、バッテリーの一定電圧を下回ると録画を停止して電源が切れるようになっていますが、長時間の停車ではバッテリーへの負担がかかりますし、短距離しか乗らないと充電が追いつかないなんてこともあるかと思います。
そこで、いわゆるモバイルバッテリーを導入しました。
駐車時は車のバッテリーを使わず、モバイルバッテリーから供給することで、長時間にも対応でき、万一バッテリーが全部放電したとしても車には影響がないですし、充電が追いつかない時には自宅で充電もできます。
私の取り付けたコムテックのZDR037については、12Vで供給するタイプなので、いわゆる携帯用のモバイルバッテリーではなく、車のバッテリー上がりの時の再始動などにつかえる、ジャンプスターター(以下、モバイルバッテリーと表現します)を購入しました。
こちらは、23800mAhの大容量に、USBが2ポートついています。さらにシガーソケットもついるので、他に用意することなく、ドライブレコーダーと接続が可能です。本体への充電はUSB TypeCです。ちなみに、懐中電灯機能、コンパス、ワイヤレス充電だけでなく、エマージェンシーハンマー機能までついていますので、災害時などにも活躍できそうです。もちろん車のバッテリー上がりにも使えます。ハイブリッド車とガソリン車はダイレクトに接続するとよくないなどある様ですので、こちらがあれば安心ですね。
当初は駐車時にシガーソケットを差し替えればいいかと思っていましたが、その手間を省きたく、リレーを使ってイグニッションオフで切り替えできるようにすることにしました。
こちらが配線図です。
モバイルバッテリーは走行中に充電されますが、頻繁にモバイルバッテリーを使うと普段の短距離しか乗らない場合にはモバイルバッテリーの充電が追いつかないので、エーモンのタイマー付きシガーソケットを使うことで、イグニッションオフから60分(0分/30分にも切替可)は、車のバッテリーから供給することで、短時間の買い物などではモバイルバッテリーを使わないようにしています
この配線図を元に以下の品を購入
シガーソケット分配器は実際には家にあるものを使いましたが、USBが付いたものを用意できるとモバイルバッテリーへの充電もできるのでいいですね。2.4A供給できるものを選ぶのがポイントかと思います。
部品が揃ったところで、こちらをこんな感じで半田付けして、収縮チューブで絶縁します。
さらにそれぞれのパーツをギボシ端子化して
こんな感じで完成しました。
最終的にアクセサリ電源などを車側に接続して、エーモンのタイマー付きソケットがきちんと動作することが確認できました。
動作は以下になります
①イグニッションオフで60分は車のバッテリーからドライブレコーダに電源供給されます(イグニッションオフ時も電源は一瞬きれたりもしません)
②60分経過すると、モバイルバッテリーに切り替わります。(切り替わり時はタイムラグがあるので、ドライブレコーダー は一旦切れて再起動されます)
③自宅などの録画不要な場合はスイッチオフ
ドライブレコーダーの種類によっては5VのMicroUSBで供給している機種も多くありますので、その場合は携帯用のモバイルバッテリーが使えますし、その方がサイズも小さく安価です。ただ、車で使う場合は駐車中に高温になりますので、ジャンプスタータの方が一応車用に設計されていますし、安心感はあるかなぁと思います。
5VのMicroUSBの場合にも、モバイルバッテリー側のコネクタが変わるだけで、同じ回路でできるはずです。
ジャンプスターターにしろ、モバイルバッテリーにしろ、特に夏場は車内が熱くなりますので、ダッシュボード上などには置かないようにましょう。
気休めかもしれませんが、できれば以下の様なものに入れましょう。